私の日記のはじまり

yukibou2005-03-14

中学一年の夏大地震にあった事はどこかで話した事があると思う。学校はもとより殆どの家屋は崩壊・焼失した。幸い我が家は庭に大木が何本もありそれに支えられ少し傾いたにとどまっていた。
青空教室、借り教室、新校舎の建築労働の手伝い、土運び等々そんな中で、先生方のアイディアだろうか、毎日学習終了時に、日記を書いて提出する事になった。
三年の高校受験が近づくある日
田舎の誰でも入れるような時代であったのかも知れないが、不安だったのだろう。
どんな事を書いたかの記憶は無いが
【・・・神は自ら助くる者を助く・・・】
と書いた事だけはっきりと覚えている。
なぜなら  校長先生が私の日記をこともあろうに朝礼で読み上げたのだ。
国語は嫌いな科目だった私が名文を書いたとは思えない。なのに・・
【日記をみんなの前で読み上げるとは約束違反ではないか!!】と憤慨。
それより恥ずかしくて・・・以来日記の提出を拒否した。
ところが、友達も【右へならへ】で困った私。
みんなを巻き込む訳には行かず・・提出することにした。
忘れられない思い出である。