もっとゆっくり寝ていたい。

昨春４月７２歳で夫が全ての仕事から手を引いて「やっと楽になった！！」とほっと一息ついた。
「５０年間御苦労様でした。お疲れ様でした。」と家族に迎えられ、照れる時に広いおでこをポンと叩くしぐさと優しい笑顔がもどってきた。
「あーあ明日から早起きしなくてもいいんだあー。」私の第一声はこの言葉だったような気がする。毎朝６時１５分に出て行く。
晩年にはその時間に車で送る。
ところが永年の習慣で相変わらず早起きの夫。良いことだから文句も言えない。
それから１０ヶ月が過ぎた。
夫は朝の時間が少し遅くなった。
私は曜日の感覚が心許無くなって来た。
これって赤信号だろうか？
あれこれ色んな事をやり過ぎて無理になってきたのだろうか？
でも欲張りな私まだまだ途中でやめるのは悔しい。