ちょっと遠くの桜を見てきました。―14―

yukibou2005-04-23

もうひとつ素敵な桜がありました。
4人揃ってのこんな旅はもう出来ないかもしれないから
“本物の京懐石料理を味わおう”ということで、弟夫婦が予約して置いてくれた<懐石割烹の露庵【 菊の井 】さん>で、楽しかった《4人のやじきた道中記》をつまみにゆっくり一杯やろうと静かな佇まいに些か緊張して靴を脱いだ。
雪見障子が上げられた庭は、可憐な赤い椿の花の生垣が
“もう少しもう少し春の陽を浴びていたいのよう”と精一杯の笑顔で迎えてくれる。
その足元をまだ早春の寒風から暖めてくれているような下草が愛おしく、
なんとも優しい空間だった。
程なく料理が膳に添えられた。桜の食前酒と・・・・・・。
五日間の旅の話等どこえやら。
《美味しい時は無口になる》これ本当の事ですね。
明石の鯛に大間のとろ鮪・勿論京都の筍等々・・とこだわっての味。
写真が今日の主役なのです。
大きな桜の葉に包まれたしんじょが、ほど良い温かさと、とろみのお出しに大切に育まれてのご登場。上には山菜のわらびが しんじょの中には、勿論筍が
器の桜絵は・・・下手なことばは邪魔になりますね。  【6日撮影】